DIYに必要な工具を考える
DIYで何を作るのかによって必要になってくる工具は様々です。
手動工具や電動工具、時には農作業具。
今回はシチュエーション毎に必要な工具を考えてみたいと思います。
【最低限必要な工具10選】
ちょっとした家具の組み立てや取付など、どのような家庭でも常備しておきたいものがあります。まずこれがないとDIYをする以前に家庭で起こるトラブル時の応急処置も出来ない事態にもなりかねません。
しもちゃんは以下を小さな工具箱にまとめて管理してます。
1.+ドライバー、-ドライバー
2.モンキーレンチ
3.六角レンチ
4.ペンチ
5.ラジオペンチ
6.カッター
7.メジャー(コンベックス)
8.接着剤
9.ハンマー(金槌)
10.鉛筆(筆記具)
日常生活においては上記さえあれば困ることはないでしょう。
【家具・インテリアを作る】
家具やインテリアをDIYで作る場合必要になってくる、または欲しくなってくる工具とは
1.ノコギリ、糸鋸
2.きり
3.ヤスリ
4.塗装用刷毛・容器
これさえあれば本棚・テレビボード、テーブルなどなどかなりの物が作れます。
しかしながら、作業効率は悪く多くの人は電動工具を求めます。
しもちゃんがその中でもこの電動工具さえあればストレスなく作業できるよってものを紹介します。
①インパクトドライバー
これはコーススレッドなどのネジを締め付けるときに使用します。
木工とドライバーは切っても切れない縁なので、木材の組み立て時には必ずと
言っていいほど重宝します。
締め付けるときに衝撃を与え、力強く締め付ける・緩める用途に使用します。
締め付ける力をトルクといってダイヤルによって調整したり、回転方向を
変更したりできます。
ネジやビスの他に六角のソケットを取り付けてボルトなどの締め付けにも
使用します。
※注 下穴を開けないと薄い木材は割れてしまうほど強力に締め付けます
時にはネジを破壊してしまうほど強力です
②電動ドリル
ドライバーの役割や穴を開けたりするのに使用します。回転速度を調整することで
材の硬さに合わせる機能を持っており、一般的に硬いもの程回転を速くします。
コーススレッドなどの下穴やダボ(似たような工法にビスケットという
木材チップもある)穴を開けたりもできますし、ドリルビットを交換し、
ホールソーを使用すればやや大きめの穴が空くので金属ボルトを目立たなく
加工したり、パイプなどを通したりすることもできます。
インパクトドライバーとの違いは、ドリルチャックを比べればわかります。
穴が六角形のものがインパクトドライバー、穴の大きさを変えられるものが
電気ドリルとなります。
※注 ドリルビットを取り換えるときは電源を遮断しないと誤作動で簡単に
指を骨折します
③丸鋸
木材をサイズ切りするときに使用します。手ノコも同様の事が言えますが、
真っ直ぐ切るのは難しい!レールとなる冶具などを作ったりしてそれと併用すれば
真っ直ぐ切ることも可能ですが、まずはいらない木材で練習してみましょう。
もっと精度が必要な場合には角度調整や固定のできるものもあります。
左写真は製作物の一部をカットしたりフリーで使用できます。
右写真はスライド丸鋸と言って材料切断角度を調整して斜め切りしたり、直角の
精度を出すのに重宝します。また同一サイズを連続で切断するときにも使用します。
基本的にスライド丸鋸は大きなものを作るとき以外は必要ありません。
※注 丸鋸の歯は急に欠けることもあり危険なので保護メガネなどの保護具を着用
しましょう。また、ノコギリで切り傷ができると綺麗に治りません
④ジグソー
ベニヤ板などの板材の切り抜きや曲線に切断するときに使用します。
切り抜きをする場合はドリル等で穴を空けてから切断します。
※注 丸鋸同様歯には十分注意してください。また、切断中板材をしっかり
押さえないと板材がバタバタ暴れることがあります
【小屋・ガレージやウッドフェンス・ウッドデッキを作る】
基本的に家具などに使用する工具で対応できますが、電動工具が必須のレベルになってきます。また、大きなものとなれば強度が要求されるため精度がさらに必要となります。
例えば、目先の位置で0.1㎜のズレでも1m先では1㎜ズレています。10m先ではなんと1㎝ものズレになってしまうのです。
そのため、大きなものを作るときには測定器が無いと始まりません。
①直角定規
木材や基礎に罫書き(切り線や印)するときに使用します。
木材に平行に当てて、垂直の線を引いたり、角度を測って斜めの線を引いたりします。
②水平器
小屋やカーポート、ウッドデッキといった大きなものをDIYするときには水平を出さないと、建物が倒壊してしまいます。柱が斜めに立っている建物とか怖いですよね。
また、そんな傾いた建物の中で机を作った場合、いざ水平なところに机を置いたとき、机が傾いていてペンが転がり落ちるなど水平を出す作業は非常に大切な工程となっています。
③水糸
一部だけ水平出しできても意味がありません。全体の高さや傾きを均一にしてこそ初めて真っ当なものに仕上がります。そんなときに水糸を張って作業を行います。
これは主に基礎工事やブロックの積み上げに使用します。
他には雨どいの勾配をつけるときなどにも使用します。
水糸は応用すれば様々な使い方があるので工夫して使ってみたいところです。
以上が木工をする上であれば便利・必須な工具になります。
【金属加工をする場合には使用道工具が増える】
ここまで主に木工に使用する工具について紹介してきましたが、金属加工をする人は参考にならなかったと思います。
インパクトドライバーや電気ドリルはドリルビットさえ交換すれば万能に働いてくれますが、金属はそれだけでは加工できません。
硬い表面を研削したり切断する場合には砥石を使ったグラインダーやサンダーを使用しますし、金属同士の接着にはボルド止めの他にアーク溶接やTIG溶接などがあります。曲げ加工を行う場合には溶断にも使用するガス切断機などで焙ったりもしますし、パイプ曲げの専用工具でパイプベンダーもあります。
また、金属にも種類がたくさんあるので専用品が多く存在します。
金属加工については需要があれば追々していきたいと思います。
(しもちゃんも金属加工全般ができるわけではありません)
【電動工具は高い】
電動工具で有名なメーカーといえばマキタやRYOBI、日立、BOSCH(ボッシュ)など様々ありますが、メーカー品は高い!
しかし高いにはそれなりの理由があります。耐久性・機能・サポート等無名メーカーよりはるかに充実しています。実際使ってみると、高いだけあって使いやすい(贔屓目)
ですが、無名メーカーの物が使えないわけではありません。冶具などを自作すれば有名メーカーに負けないくらい活躍してくれます。
しもちゃんは有名メーカーのものも持ってますし、無名メーカーのものも愛用しています。要は使う側の工夫によって使いやすいメーカーは異なってくるというわけです。
【電動工具はどこで購入すればいいのか】
とはいってもどれを買えばいいのかわかりませんよね。
お金もあまりかけたくないし、そもそもDIYするぐらいだかお金そんなにないし・・・
しもちゃんもそれは同じです。なので、基本的にはホームセンターでの購入を推奨しています。
だって実物を実際に触ってみたりできるわけですから。
そうすれば自分の納得のいく選択ができますよね。
しかし!
ネットショップで値段の比較などは絶対にやった方がいいです!
同じものが数千円安く売っていたりします。また、ネットショップもアマゾンや楽天といった有名サイトでなくても工具専門のネットショップがあったり、専門じゃなくても安く売っていたりします。
それにお試しで購入するのであれば、単純に最安値の無名メーカー品を購入してみるのもありだと思います。
※注 オークションに出ている中古品はメーカー品でもモーターがヘタっていたり、バッテリーが弱っていたり、破損していたり・・・と安物買いの銭失いになりかねませんのでやめた方がいいです
要はお試しに安い物を使用してみて、次から自分の納得いくものを購入するのが一番いいとしもちゃんは思っております。
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